特徴と注意点

探究心が旺盛なので、興味の対象が相場の真髄に向けられると、ありとあらゆる投資法を習得し、素晴らしい投資家になります。
一方、興味の対象が、ファンダメンタルや、他の人の相場観に向かうと、ホームページやテレビ・新聞を閲覧して情報収集することになり、大衆心理になりやすく、大衆心理と同化すると、確信を持って負けることになります。
大衆は常に投資では負けるからです。
これは、相場では、ほとんど全ての人、たとえば、9割の人が下げると思ったところから上昇を開始するものだからです。
メンタル面が弱いので、買ってから少し利益がでると、すぐに利益確定してしまったり、損失を切れなくなることが多いです。
情緒的な衝動が強いため、大きく損失が出ると、精神的に辛くなり、口座を見ることが出来なくなり、気がつくと強制ロスカット（口座の資金がゼロ）になっているようなこともあります。

対応策

相場では機械的に判断をしてメンタル依存をなくす必要があります。取引のルールを作って、それに従い、感情を入れないことが大切です。
ストップロスオーダーを入れることもルール化する必要があります。ストップロスをどんどん動かすこともルール違反です。
メンタル依存をなくすとともに、メンタル部分を強化することも必要でしょう。失敗を通して、また意識を変えてメンタル部分を強くすることを意識してください。
取引量を小さく始めて、だんだん取引量を大きくするのも良いでしょう。
相場は奥深いものなので、本質を知るという視点で探究することをお勧めします。

特徴

4つの性格タイプの中で人タイプだけが人間で、他のタイプは動物です。
人は感情を持ち、また、人は探究心が旺盛です。
「真理を探究し真理を解き明かすこと」に成功感や幸福感を感じます。
そして、真理を発見することが喜びです。
セミナーなどを開催した時に、参加者で大体一番多い性格タイプは人タイプです。
日本では雄牛タイプが多く、相対的に人タイプは少ないのですが、これは、人タイプが本を読むタイプであり、知ることや理解すること、勉強すること自体、あるいは真理を知って喜ぶタイプだからかと思います。
品格を身につける、自分の内面を磨くという成功概念は、一番理解しやすい部分です。
人タイプは内省的であり、自分の中を見つめることが多い性格ですが、これは、やはり「自分の内面を磨く」という資質を最初から持っているタイプです。
こまやかな神経を使い、周囲に心地よい気遣いができるので、周りの人を気持ちよくさせます。
一方、自分の内面を見ると、醜いものが見えてしまうので、落ち込むことが多くなり、自分の内面を磨くどころではなく、落ち込んで、自分でそこから抜け出られなくなることもあります。
思索タイプのため、成功についても、じっくり考える傾向が強いと言えます。
思考優先は、どうしても行動力が欠ける傾向があります。
何が正しいか、何か良いかは知識として持っていたとしても、行動・実践からくる知恵に昇華していないことが多いため、頭でっかちになりやすいです。

成功概念で
琴線に触れる言葉

品格を身につける
自分の内面を磨く

注意点

恋愛傾向

情緒型な人タイプにとって、恋愛での心の動揺は純文学の域です。とても繊細で深い思いが心に広がり、それの気持ちを味わいます。外からは読み取りにくい微妙な関係でも、本人は心の深い部分で楽しんだり、悩んだりしています。逆に言えば、世の中でメディアが考えるような分かりやすい大雑把な恋愛関係は好まず、以心伝心のような繊細さを好みます。
相手の心情を丁寧に読み取り、良い意味で感情移入もしてくれます。内向的なので基本的に無口ですが、その分、ときどき口にする言葉には重みがあります。
男性なら「もの静かな学者肌」、女性なら「忍ぶ恋」などのフレーズが似合うのも人タイプで、図書館のカフェコーナーで静かに一緒に過ごすようなイメージが似合います。

注意点

内向的で本人の心の中がなかなか読み取れないので、相手が不安になったり、疲れたりするときがあります。
また、心理的な洞察が得意ですが、逆にそれに振り回されたり、心の動き自体が関心事になってしまうことがあります。
極端にいえば、相手自身のことよりも、「恋愛関係にある私たち」という事実そのものを深く洞察し始めて、感動したり充実感を感じてしまう傾向があります。
また、感受性が強い分、壊れやすさと表裏一体なので、衝撃的な出来事があると感情破壊を起こして、大爆発したり大収縮したりと、自分も相手も疲れてしまいます。必要のない相手にまで感情移入しがちなのも弱点です。