4つの性格診断 性格ドットコム

4つのタイプ別パートナー・人間関係4 types of partners and relationships

パートナー・夫婦は、互いに違う資質を持っていることが多いようです。本能的に人は自分にないものにひかれるためなのでしょう。お互いに4つの資質の違いを知ることで、無用なトラブルを回避することができます。
ぜひこれらを参考に、あなたの夫婦関係、親子関係、上司と部下の関係など、対人関係で活用してみてください。

獅子タイプLion

特徴と注意点

自分の意見を確信して積極的に議論を仕掛けるため、相手が疲れる。自分に比べて相手が「内向き・保守的」と感じて苛立つ。外交的なので、夫婦の絆きずな以外にも多くの人間関係を持ちたがる。

対応策

パートナーである相手の意見もじっくり聞く姿勢が大事。自分の立場・考え方を相対化し、相手の立場も一理あると考えること。自分が絶対正しいと思わない。他の人間関係を制限して、パートナーとの関係に具体的な時間や力を費やす。

雄牛タイプOX

特徴と注意点

理想の夫婦像など、完璧すぎるビジョンを実践しようとするので、相手が疲れる。自分に比べて相手が「消極的・無気力」と感じて苛立つ。仕えるタイプなので、パートナー以外の人間へも必要以上に誠実になりがち。

対応策

相手の同意するペースで目標に前進する。パートナーとの関係が自分の理想どおりにならなくても許容できる広い心を持つ。仕えるべき相手の最優先をパートナーに設定する。

人タイプMan

特徴と注意点

感情的な浮き沈みが激しいので、相手が疲れる(落ちているときは自分の世界に閉じこもりがちで、パートナーへの意思表現、コミュニケーションを怠りやすい)。自分と比べて相手が「繊細さに欠ける・大雑把」と感じて苛立つ。情緒的なので、パートナー以外に自分の心の深い部分を分かち合ってしまう。もしくはパートナー以外に感情移入してしまう。

対応策

短期的な感情に左右されない長期的な夫婦の目標・計画を持つ。自分の問題や内面に集中せず、パートナーのために何ができるかに思いを寄せる。悩みごとや、心の内側にあることを、まずパートナーに打ち明けるよう心がける。

鷲タイプEagle

特徴と注意点

現実離れした大きな絵ばかり語るので、相手が疲れる。自分に比べて相手の「視野の狭さ」を感じて苛立つ。パートナーによる日常の細かいサポートの重要さを忘れ、大きな夢を共有できる相手につながりやすい。

対応策

現実的な日々のニーズをパートナーと共有する。自分との着眼点の違いを、パートナーの短所ではなく長所だと理解する。日常生活での細かいサポートをしてくれるパートナーに感謝を表現する。

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4つのタイプ別恋愛相性アドバイス4 types of romance compatibility advice

聖書に出てくる天使ケルビムに4つの顔(ケルビム・パターン)があるように人の性質(気質)も4つに分かれます。
恋愛も性格(気質)タイプ別に傾向が異なります。
自分の性格(気質)・相手の性格(気質)を知りたい方はまずこちらへ。
自分のタイプと相手のタイプを知ることで、自分と相手の相性、歩みやすい恋愛パターン、注意点を知ることができます。
ここでは、タイプ別の相性を、それぞれの組み合わせごとに解説していきます。

女性

男性

アドバイスはこちら

獅子女性&獅子男性

どちらもリーダーシップを発揮したがる王様の気質なので、無意識に自分が相手より上になろうとするため、争いにつながることが多いです。
どちらかが「一歩引く」ことを選択しないと常に議論が絶えないので、日ごろから、それぞれリードする分野を話し合っておくと良いでしょう。
どちらも外向的で束縛を嫌う獅子なので、自由奔放さゆえに普通は交際が成立しづらい組み合わせです。
ただし双方が納得すれば、それぞれのペースで生きつつも交際を保つという達人の域になれます。

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獅子女性&男性

目的志向型で仕えるタイプの【牛:男性】と、外向型で積極的な【獅子:女性】は、正しい目的や軸さえあれば、中心にドンと構える【牛:男性】とその周囲で衛星のようにグルグル動く【獅子:女性】、という構図が成立します。
こだわり商品を作る職人とその販売セールスで全国に営業する妻のような役割分担です。
ただし目的や軸がはっきりしないと、糸の切れた凧のように出回る【獅子:女性】と、その【獅子:女性】に入れ込んで尽くす【牛:男性】、というパターンにもなりかねません。

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獅子女性&男性

内省型で情緒性的な【人:男性】と、外向型で積極的な【獅子:女性】の組み合わせには、成功事例の王道があります。
それは【人:男性】が「いやし系」の場合です。
外でさんざん走り回ってきた獅子が飼育員に無邪気にじゃれつきながら毛並みを手入れしてもらうような、ほほえましい展開です。
現実の人間とライオンがこの関係しか平和になれないように、【人:男性】【獅子:女性】の組み合わせにはこれが王道です。
ただし一歩間違えると【人:男性】がただの「いい人」になってしまう危険はあるので、注意が必要です。

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獅子女性&男性

鳥瞰型で戦略的な【鷲:男性】は達観した態度で壮大なビジョンを語りますが、外向型で積極的な【獅子:女性】は何事も現場主義。
うまく組めれば経営者と営業部長のように、視点の差を補う相乗効果が期待できますが、ときにそれぞれの視点がぶつかり合い喧嘩の種になります。
うまくいくコツは役割分担を明確にすることで、抽象的な大枠のビジョンを【鷲:男性】が担当し、具体的な活動の方法を【獅子:女性】が担当することです。
また、この組み合わせは、二人だけの内向きの幸せを求めると失敗し、外に何か影響を与えて世の中全体の幸せを求めたほうが効果的に性格が活かされて成功します。

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女性&獅子男性

リーダーシップを発揮する【獅子:男性】と、従順に仕える【牛:女性】という、安定感のある組み合わせです。
外交的な【獅子:男性】は移り変わりが激しい性格でもあるので、【牛:女性】の従順さに感謝と尊敬を払わずに他の女性を評価しがちなので注意しましょう。
また、【獅子:男性】の掲げるゴール・方向性がコロコロと変わるとき、目的志向型の【牛:女性】は非常に疲れます。
【牛:女性】【獅子:男性】を支える際、全力を出す前に、本当にこの方向で継続するかを慎重に判断することも大切です。

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女性&男性

目的志向型同士の【牛:男性】【牛:女性】という同質カップルは、同じ方向を目指して相乗効果で徹底的に走り続けるか、違う方向を目指してまったくペアとして成り立たないかの両極です。
前者は息のあったペア・ダンサーでトップレベルを維持する常連夫婦、後者はそれぞれが別世界の住人で人生に口出ししない仮面夫婦です。
二人が同じ方向を目指すと、誰も止めることができない勢いがつくため、良いい目的に進む場合は良いのですが、間違った目的に一緒に進むと非常に危険です。
ビジョン設定は第三者の意見を大切に聞きましょう。

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女性&男性

内省型で情緒的な【人:男性】と、目的志向型で奉仕家の【牛:女性】の組み合わせの鍵は、【牛:女性】が目的志向の焦点をどこに見出すか、です。
典型例の一つは、繊細でデリケートな詩人と、彼を内職で支える妻のような関係です。
【牛:女性】【人:男性】の心象風景を懸命に探り、それが作品や仕事などの外側の活動に結晶できるようにと仕えます。
もう一つは、物静かに暖かい目線で見守る夫と、自己実現に向けて前進する妻のような関係です。
この場合、目的志向は外部のものに焦点が合っています。

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女性&男性

鳥瞰型で戦略的な【鷲:男性】が語る壮大なビジョンに、目的志向型で奉仕家の【牛:女性】は忠実についてこようと頑張りがちですが、壮大すぎて具体的なゴールが見えず疲れる傾向があります。
経営者の夫を影で支えて家事や子育てなど日常を切り盛りする妻が、むなしさを感じてしまうような、やるせない疲労感が蓄積しやすいパターンです。
【鷲:男性】はこまめに【牛:女性】をいたわり、日ごろの支えを感謝する習慣を身につけましょう。
高みから非日常を思索する鷲と、地上で日常の労務をこなす牛の違いを理解することが大切です。

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女性&獅子男性

外向型で積極的な【獅子:男性】と内省型で温厚な【人:女性】は、対極的な存在で、普通はあまり一致しません。
しかしうまく交際できれば、互いがバランサーとなってちょうど良いバランス感覚に落ち着きます。
ただし少しでもバランスが崩れると途端にグラグラと揺れてしまうので、要注意です。
完成度は高いが、安定させるにはスキルと人間的な成熟度が必要、という組み合わせです。
非常にうまくいくか、全然うまくいかないかのどちらか、ともいえるでしょう。

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女性&男性

目的志向型で仕える人である【牛:男性】と、内省型で情緒的な【人:女性】は、意外な安定感がある組み合わせです。
外側から簡単には判断できない【人:女性】の心の内側を実直に根気よく探る【牛:男性】と、基本的に受身で【牛:男性】のペースに任せる【人:女性】、といった感じです。
普段の会話のやりとり自体がカウンセラーとクライアントのような展開です。
良好な関係の鍵は当然カウンセラー側が握っています。
【牛:男性】が仕事やイベントなど外にまい進し出すと【人:女性】「孤独死」状態になります。
また、【牛:男性】自身が心情をアピールしてあげないと【人:女性】は感情移入できず、関係を築きにくいのも特徴です。

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女性&男性

どちらも内省型で情緒的な二人は、静かで落ち着いた淡々と進む交際です。
どちらも無口ですが微妙で繊細な空気を楽しめるのが特徴です。
ただし、それぞれ相手への依存性が強いため、何かの拍子に感情的なトラブルが起きると、制御が利かず一気に傷付け合う展開になるのもこの組み合わせです。
よく芸術家同士のカップルが、それぞれ相手への依存とプライドの狭間で破滅的な展開を迎えることがあるのはこのパターンです。
二人だけの世界、を楽しみつつも、外の世界との接点を大事に保つことを心がけてください。

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女性&男性

鳥瞰型で戦略的な【鷲:男性】と内省型で情緒的な【人:女性】の組み合わせは、うまくいけば【鷲:男性】が二人の関係の全体を把握しながら、【人:女性】の繊細さをうまく活かしてくれる、音楽プロデューサーと歌手のカップルのような組み合わせです。
【人:女性】の持つ感情的な揺れ幅もまとめて許容して昇華できる【鷲:男性】の器の広さが好材料ですが、逆に言えば感情に左右されない【鷲:男性】なので、情緒的な表現に富む人女はコミュニケーション面で一苦労する面もあります。
お互いの意思疎通がスムーズに行くように、日ごろからいろいろ研究すると良いでしょう。

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女性&獅子男性

外向型で積極的な【獅子:男性】は、草原を走り回るごとく仕事やクラブ活動やイベントなど様々なことに首をつっこみますが、【鷲:女性】はそれを高いところから見下ろして検証し、必要なビジョンを提言します。
タレントと敏腕マネージャーのような関係で、【獅子:男性】が変なプライドを持たずに【鷲:女性】の提案・戦略に耳を傾けて活用するなら強力なパートナーになります。
ただし鷲には地上動物の苦労は分からないので、【獅子:男性】の愚痴や不満には鈍感です。

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女性&男性

目的志向型で一心不乱の牛と、全体を見ながら戦略的に考える鷲はもともと相反する性格ですが、さらに、男は女に上から目線で言われたくないので、通常は難しい組み合わせです。
ただし、まれに、このパターンで成功するのは、女性の方が人間として数段上手で、うまく男性の自尊心を保護しながら全体を調整して進めるような知将である場合です。
年下の野球選手と年上の元アナウンサーの夫婦が典型です。
うまくいけば、女性にはセレブ妻のような環境が待っています。

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女性&男性

内省型で情緒的な【人:男性】と鳥瞰型で戦略的な【鷲:女性】は、まるで、孤独な天才画家と彼をプロデュースして富を築くパトロンのような関係です。
【人:男性】は自分の専門分野に没頭し、【鷲:女性】はその成果を全体のビジョンの中で生かせるように心がけます。
うまくいけば非常にウィン・ウィンな関係で相乗効果を期待できます。
ただし【鷲:女性】の「上から目線」に繊細でデリケートな【人:男性】は耐えられない場合もあります。
【鷲:女性】には謙遜さが要求され、【人:男性】にはタフさが要求されるでしょう。

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女性&男性

鷲同士はそれぞれのビジョンや戦略に確信を持っているので、認め合うことが難しく、何事でも「こちらのほうが高度が上」と制空権を奪い合うような展開です。
ただし【鷲:男性】が率先して視点を上昇させ続けるなら、【鷲:女性】がその真下に収まって同じ視点で一致できます。
実現のためには、【鷲:男性】は常に新しい情報や視点を吸収し、高度を上げ続けることです。
他人のビジョンの下に留まるのが苦手な【鷲:女性】も、一緒に高度が上がる喜びがあれば納得して一致できます。

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4つのタイプ別天職・就職活動必勝法Winning methods for vocational and job-hunting activities by 4 types

世界は金融危機を発端とする経済不況から就職難の時代となっていますが、そのような時代は安定して食べていけそうな仕事を選択する傾向が強くなります。
仕事の業種や職種は関係なく、大きくて潰れそうもない会社や公務員になることを希望する人が増えることになります。

獅子タイプLion

  • 仕事に活かせる特質:外交力&行動力
  • やりがいを感じるポイント:交流すること

獅子タイプのあなたの最大の強みは、人との出会いを楽しめる外交力と、自由自在に動ける行動力です。
あなたは営業活動や店頭販売、家々を回る保険のセールスパーソンなど、人々と直接交渉したり取引したりすることが心地良く感じられます。
狭い室内や限られた人数の中で働くより、店舗を巡回したり遠方に出張したり、常に移動しながら活動することが得意です。
他の人々が、やや敬遠したくなるような交渉・取引にも先陣を切って乗り込むような熱血漢タイプも獅子タイプです。
リーダーシップも発揮しやすいので、人々をつないで大きなプロジェクトに巻き込んでいくのも得意です。
逆に、狭い部署や建物に閉じ込められると実力を発揮できずストレスがたまります。
コツコツと地味な作業や細かい作業を続けるのも苦手なので、そのような作業が主体となる職場は避けたほうが無難でしょう。

注意点

獅子タイプは王様気質であることから、地道な作業が苦手なのですが、地道なことをやるべき時期がありますので、その時には手を抜かないようにしましょう。

雄牛タイプOX

  • 仕事に活かせる特質:集中力&持続
  • やりがいを感じるポイント:達成すること

雄牛タイプのあなたの最大の強みは、一点に徹底してこだわる集中力と、継続的な反復作業を楽しめる持続力です。
あなたはSEなどのプログラマー、もの作りにこだわる職人、その他の技術職全般など、何かをコツコツと作り上げて一つの作品として仕上げるのが得意です。
多くのプロジェクトを同時並行で進めるより、一点集中でのめりこみ、順番にこなしていくほうが向いています。
根気良く地味な仕事も丁寧にこなして結果を出せるので、重宝されます。
仕えることができる人なので、上司からの信頼も厚く、チームの中で縁の下の力持ちのようなポジションを担える人材です。
チーム全体を統括したり、多方面に気を配りながら調整するような作業は苦手なので、普通は管理職より専門職に向いていますが、雄牛タイプの性格(気質)をうまく活かしたスタイルを見出して管理職をこなす方もいます。

注意点

雄牛タイプの方は特に、目的と手段が入れ替わりやすいので、仕事のスキルアップのために資格を取るというスタンスではなく、資格を取得することが目的になってしまい資格マニアになる傾向があります。
大きな目標を設定する時は、特に良きアドバイザーが必要なタイプです。

人タイプMan

  • 仕事に活かせる特質:洞察力&表現力
  • やりがいを感じるポイント:探求すること

人タイプのあなたの最大の強みは、物事の深みを調べる洞察力と、感受性豊かで繊細な表現力です。
あなたはデザイナー、ライターなどのクリエイティブな要素の高い分野や、学者やカウンセラーなど物事の内面を探る作業なども向いています。
慌しく駆け回って働くよりも、心の内面でじっくりと消化されたものを淡々と外側に表現していくような芸術家肌ともいえます。
他の人なら見逃してしまいそうな小さなサインを見落とさず、そこに含まれている意味や価値を受け止めて開花させる才能も持っています。
大きなプロジェクトが動くときも細部に注意が行き届く人なので、カスタマーセンターなどのサービス業にも通用する要素があります。
デリケートな作業を好む反面、大雑把な「スピード優先」「質より量」などの業務が精神的に苦手だということも心得ておくと、仕事選びの参考になります。

注意点

人タイプは相手の気持ちが分かりすぎるくらい分かるため、ある程度のところで自分で歯止めをしないと、仕事に疲れてしまうことになります。

鷲タイプEagle

  • 仕事に活かせる特質:把握力&分析力
  • やりがいを感じるポイント:期待すること

鷲タイプのあなたの最大の強みは、物事の全体像を大きなスケールで捉えることができる把握力と、さまざまな局面を総合的に判断して本質を見抜いく分析力です。
あなたは相場を読む証券業務や流行を見抜くアナリスト、各種コンサルタントやシンクタンクなどが向いています。
また、各種のデータ分析が必要な飛行機パイロットや船の航海士、総合力を結集させるサッカーの監督のような仕事も性に合います。
全体を把握して次に起こることを期待する人なので、自らが全体を統括する経営者や起業家タイプでもあります。
他人より高い視点で遠くまで見渡せる人なので、その独自の視点を仕事で活かすことが喜びとなります。
逆に一部分しか見渡せないポジションに置かれて、現場のこまごまとした雑務に追われてしまうと本来の潜在能力を活かせないので注意が必要です。

注意点

通常の会社であれば、一番大きな視点を持っているのは社長になりますので、最初から大きな視点の仕事があるわけではありません。
会社の場合、色々な部署を体験しながら、最終的に大きな視点での仕事になります。
たとえ、小さい視点しか使わない仕事でも、大きな視点、つまり部長や社長の視点で仕事をすることが大切です。

まとめ

4つのタイプの持つそれぞれの「特性」と「やりがい」を自分自身に照らし合わせると、仕事選びが一段と具体的になっていきます。
その上で各業界の職種・業種等を見定めていくなら、選んだ仕事を楽しめる可能性は高くなるでしょう。

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4つのタイプ別上司・部下の関係改善Improving relationships between superiors and subordinates by 4 types

部下を育てるための「ケルビム・コーチング」の原則は、「同じタイプの上司が、同じタイプの部下をコーチングする」ことです。
つまり、相手の性格タイプにコーチする側が合わせるということです。
この原則と接し方が分かれば、コーチングは勿論、通常の業務であっても上司は、部下にどんな接し方をすれば良いかが分かります。
また、部下が陥りやすい失敗も、性格タイプ別に決まっているので、対策もたてやすいでしょう。
診断結果から、部下に適した接し方や注意点を知り、ビジネス・コーチングに活用してみてください。

獅子タイプLion

獅子タイプの部下には、さらに獅子タイプな「親方」上司

ともかく活動的で、一箇所に静まることが苦手な獅子タイプにとって、一番きついのは24時間密着型の監視家上司。
何かと細かくチェックを入れられると、息苦しくなり、ストレスが溜まります。
こんな獅子タイプの部下を育てるのが得意なのは、一見すると放任主義のように自由を尊重しつつ、大事なところでキチンと手綱を引いて危険を回避させてくれる上司。
どっしりと構えた「親方」です。
営業であれば、獅子タイプの部下は、自由に自分の裁量で営業に行くよう言われると、水を得た魚のように自在に動きまわります。
しかし、上司はしっかり綱を握り、必要なときはひっぱり戻します。
普段は音信不通のやんちゃ坊主に、絶妙のタイミングで「調子はどうだ?」と尋ねてあげて下さい。
獅子タイプへのコーチング時の基本は、「ほめること」が一番大切です。
王様気質の獅子タイプは、「自分が愛されて信頼されている」という実感が栄養源になります。
ただし、信頼関係を土台に、ときには愛情の伴った厳しさで指導することも必要、それが「手綱をひく」ことになります。

雄牛タイプOX

雄牛タイプの部下には、先回りして戦略を伝授する「監督」上司

一心不乱に一つの作業に没頭する雄牛タイプにとって、責任が曖昧だったり、合理性のない指導を受けることはストレスの元凶です。
「一緒に悩もう」とか「君の主体性を尊重したい」といった指導の仕方は、一見理解力に満ちていますが、部下は方向性を見出せない不安を抱えたままです。
また、「自由に好きなようにやっていいよ」と言われると、何をどうすれば良いのか決められないため固まってしまって動けません。
適切に役割分担や目先の目標・中期目標・長期目標を設定してあげると、素晴らしい成果を発揮します。
雄牛タイプの部下に対しては、常に先手を打って次の課題や責任を与えていく、分析型のスポーツ監督のような上司が適切です。
一つのプロジェクトに取り組む際、ゴールとロードマップを示し、その進捗状況を随時確認してあげて、プロセスの達成を共に喜んであげてください。
雄牛タイプへのコーチングの基本は「手ごたえを感じさせること」です。
「自分の仕事が、どんな効果を発揮しているのか」を分からせてあげることが、実直な良き奉仕者である牛タイプにとって、充実感に繋がります。

人タイプMan

人タイプの部下には、忍耐強く寄り添う「飼育員」上司

自分の内側にこもりやすく、デリケートで繊細な人タイプの部下にとって、一番困るのは、がさつで豪快な体育会系上司。
大きな声で叱責されたり、執念深く根掘り葉掘り聞かれても、部下は決して本音を言いません。
人タイプの部下に適しているのは、ペースに合わせてじっくり寄り添ってくれる、受容型の上司です。
人タイプの本音を探るには、時間と労力が必要です。
部下の考え方や意見を否定・批判せず、じっくり聞いて、存在そのものを肯定的に受容してあげるなら、部下から信頼を得て、「心を開いて話せる上司」になれます。
ちょっとした一言に傷つきやすいのも人タイプなので、冗談のつもりでもきつい表現はさけましょう。
警戒心の強い野生のウサギを手なづける飼育員のようなつもりで、心の交流に臨んでください。
人タイプへのコーチングの基本は「安心感を与えること」です。
「この上司には、どんなことを思っても考えても、否定されず、受け止めてもらえる」という安心感です。

鷲タイプEagle

鷲タイプの部下には、高度調整が得意な「管制官」上司

空高く飛ぶごとく、広い視野で遠い先まで見渡すビジョナリスト気質の鷲タイプの部下にとって、あまり細かいことや目先のことに一極集中させようとする上司は苦手なタイプといえます。
「そんな先のことお前が気にしなくていい」というアドバイスは、逆にやる気を失わせ、うつ的な症状に追い込みがちです。
鷲タイプの部下にとって、適切な対応は、常に適度な高度を保てるように助けてあげる管制塔のような対応をしてあげることです。
小さなことに集中しすぎて大局が見えなくなりそうな部下には、新鮮な情報や、違った角度からの視点を紹介し、仕事の全体像が見えるように高めます。
逆に、高く飛びすぎて、実務離れした理想主義に陥っているときは、やや低く下げて、地に足を着けた業務をしつつ理想を追うように調整してあげます。
飛ぶことを学び始めたばかりの鷲の雛は、ときどき上手に羽ばたくことができずに低空まで落ちていきます。
そんなとき、親鷲は、雛の体を足でつかみ、上まで引っ張りあげて助けてあげます。
鷲タイプへのコーチングの基本は「視点を与えること」です。
低すぎるときは、遠くの視点を与え、高すぎるときは、足元の視点を与え、高度調整をしてあげてください。

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4つのタイプ別子育て対処法Child care measures by 4 types

古今東西、人類共通の話題であり悩みの種の一つである「子育て」。
世の中にはさまざまな子育て本がありますが、これも成功法則同様、「ある子どもには通用するけど、ある子どもには通用しない」という場面がしばしばあります。
「同じように育てたのに、どうしてこんなに違う結果になったのか」

獅子タイプLion

  • 特徴:行動力抜群の遊びの王様
  • 対応策:媒体を共有してあげる

行動力に満ちた獅子タイプは、遊びの王様です。
いつも友達たちに囲まれながら、ゲームやスポーツやお絵かきなど、次々と楽しい遊びにみんなを導きます。
面倒見が良くリーダーシップを発揮する反面、つい強引になりがちで、自分のペースにお友達を巻き込む場面もちらほら。
自分勝手に決めないで周囲のことも考えるように指導してあげるのが大切で、
「ちゃんと○○ちゃんのことも考えてあげたのね、偉いわ」
という肯定的な評価をすると、本人は親分肌の獅子タイプらしく誇りに感じます。
交流を持つことが好きな獅子タイプな子どもとのコミュニケーションは、遊びの媒体を共有してあげるのが有効です。
カード、ゲーム、スポーツなどに一緒に参加してあげると、喜怒哀楽をともにできて子どもとの親密さが深まります。

雄牛タイプOX

  • 特徴:マイペースでこだわりが強い
  • 対応策:プロセスを共有してあげる

一つの目的を達成するまでコツコツと続ける根気よさを持った雄牛タイプは勉強も遊びもマイペースです。
一度スイッチが入れば誰にも止められませんが、そのスイッチを入れることは他人にはできません。
あくまで本人のこだわりなので、意義あるものに関心を向けるためには、親が常に良い物と出会う機会を提供してあげることです。
選択肢を用意してあげて、あとは本人に選ばせる、というスタイルがスムーズです。
何事にも持続力のある牛タイプな子どもとのコミュニケーションには、プロセスを共有してあげるのが有効です。
熱心に集中していること、頑張っていることがあれば、その途中経過を確認してあげたり、習ったことを説明してもらったりして、その子が何かに到達する途中であるという意識を共有してあげてください。
子どもは励ましを受け、親への信頼を増します。

人タイプMan

  • 特徴:デリケートな恥ずかしがり屋
  • 対応策:時間を共有してあげる

感受性が豊かな人タイプは、子どもの場合は静かで大人しい、恥ずかしがり屋さんになりがちです。
ただしそれは外見だけで、心の内側では人一倍熟慮中です。
親が何か良い表現のツール(クレヨンなど)を上げるのも、心の様子を表現するきっかけになります。
芸術家肌なタイプが多いのも人タイプです。
また、他の子たち以上にデリケートで繊細なため、ちょっとした一言が強く影響するので丁寧な対応が必要です。
困っているときも誰にも相談ができず我慢しがちなので、こまめに気配りしてあげると良いでしょう。
感受性豊かで物静かな人タイプな子どもとのコミュニケーションには、時間を共有してあげるのが有効です。
急には多くは語ってくれませんが、その場にいてあげる、近くで見守ってあげる、というような時間的・空間的な意識の共有ができると、少しずつ心を開いてくれます。
4タイプ中、一番じっくりと対応してあげる必要があるのが人タイプです。

鷲タイプEagle

  • 特徴:独特な視点を持つ個性派
  • 対応策:視点を共有してあげる

全体を捉えながら将来を展望する鷲タイプは、周囲の状況をよく観察して未来を推測するのが得意な分析家です。
幼稚園児のサッカーでみんながボールにドタバタと走りよるときも、一人だけ空いたスペースに回りこんでいるような頭脳プレーヤーです。
仲良しグループの中でも他の子たちが気付かない人間関係を見抜いていたりします。
人には見えないものが見えるので疲れることもあります。
鷲タイプな子の独自の考え方や行動パターンを親が理解できず、ついステレオタイプな注意で「なんで他のお友達と同じようにしないの」「ちゃんとみんなに合わせなさい」と叱ってしまいがちです。
鷲タイプな子どもとのコミュニケーションでは、その子の視点を共有してあげることです。
「子どもの視点に立ちましょう」という子育てアドバイスが一番当てはまるのが鷲タイプへの子育てです。
他の子たちとは違う何かを発見している我が子、を理解してあげると、子どもは味方を得た喜びに満ちます。

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4つのタイプ別ダイエット術4 types of dieting

古今東西、ダイエットという話題は尽きません。
雑誌の特集や本屋の新刊コーナーには、いつもダイエットの文字を見つけることができます。
ダイエットはもともと食事療法(食生活)という意味ですが、現在では、適切な体重・体型コントロール、という意味で、男女を問わず、関心がとても高い分野です。

獅子タイプLion

相性の良いダイエット方法:「交流型わいわいダイエット」

外向型で、人との交流を求める獅子タイプは、じっくり悩み考えるより、人々とわいわい楽しみたい性質です。
こんな獅子タイプに効果的なダイエット方法は、運動そのものを目的とするより、出会いや交流が主要素となる集団競技型の運動が向いています。
バスケットボールやバレーボールなどのチームプレーで声を掛け合うスポーツや、みんなで動きを合わせて作り上げるダンスなど、まとまって賑やかに行うスタイルです。
王様気質なので、気がつくと初心者なのにリーダー役になっているかもしれません。
逆に一人ぼっちでストイックなダイエット方法を選ぶと、すぐに壁にぶつかるので注意しましょう。

雄牛タイプOX

相性の良いダイエット方法:「達成型もくもくダイエット」

目的達成型で、着実な実績と手応えを求める牛タイプは、いろいろと気を配るより一つの反復運動を習慣化することが似合います。
こんな牛タイプに効果的なダイエット方法は、記録や数値目標などが設定できて、効果や進行状況が計測可能なものです。
「1日○○km」と目標をたてやすいウォーキング、ジョギングや水泳、その他、ジムでのウェイトトレーニングや腹筋運動・腕立て伏せなど、単純な作業でも、もくもくと積み重ねていくことで効果を発揮するスタイルです。
逆に多くの要素に、あちこち手をつける方法は、気持ちが集中できず効果的ではありません。

人タイプMan

相性の良いダイエット方法:「探求型じっくりダイエット」

内省型で情緒的、そして探究心に溢れる人タイプは、ただ汗をかいたり、体重を落とすだけを目的とする表層的なダイエットを望みません。
人タイプが喜ぶのは、奥が深く、人生に通じる真理まで発見できそうな通好みな方法です。
スポーツで言えば、アイソメトリック系やバランス系、ストレッチ系などの静的な運動が似合います。
また、呼吸や姿勢なども追求し続けるようなクラシックバレエのレッスンなども好きです。
骨盤の位置、背骨の動き、血の流れ、重心の軸など、肉体という機能の奥深さを日々知っていくことが喜びとなるでしょう。
断食(ファスティング)なども似合いますが、のめりこみすぎて健康を害することがないように、正しい健康管理の中で行いましょう。
自分のペースで納得いくまで探求したい人なので、行動をせかされる集団競技やチームワークは苦手です。

鷲タイプEagle

相性の良いダイエット方法:「調整型ふんわりダイエット」

鳥瞰型で遠いビジョンまで見通すのが得意な鷲タイプは、全体像を把握しながら総合的に判断する人です。
ですから、鷲タイプは自分の体重だけを気にするような短絡的なダイエット方法にはのめり込みません。
この人に似合うのは、栄養、運動、睡眠、ストレスなどの項目を巡回しながら、まるで八角形のチャート図から総合バランスをはかるようなトータルダイエット思想です。
「昨日は歩いていないから、今朝はバターを控える」という意識が自然と沸いてきて実行できる人です。
自分なりのチャート図を頭に用意して、全体のバランスの美しさを意識しながら、ふんわりゆったりと体型コントロールへの流れを作るのが得意です。

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4つのタイプ別うつ対策4 types of depression measures

うつ状態の人には「頑張って」という言葉で励ましてはいけないと一般によく言われていますが、それは正しいのでしょうか?
また、「頑張って」と言ってはいけないと言われても、どのように励まして良いか、このアドバイスには一番大切な情報が欠落しています。

獅子タイプLion

傾向:人との出会い・つながりを喜ぶ外交型

うつ要因

獅子タイプにとって、一番つらいのは、人々との出会いやつながりの機会を失ったり、周囲の人々からの信頼・愛情を受け取れない状態です。
このタイプは、会社で内勤やデスクワーク中心になると、ストレスが増加します。
また、極端に人数の少ない環境(上司一人と部下一人だけの事務所)や、日々の生活で変化の乏しいルーティンワークの繰り返しなど、閉鎖的で単調な状態に拘束されることに耐えられません。
活動的な新聞記者が、出世してデスク担当になると覇気がなくなるのがこのケースです。
同時に、獅子タイプは周囲から自分が必要とされている、という誇りと自信が元気の源なので、周囲から嫌われている、必要とされていない、という状況に陥ると深刻なダメージを受けます。
クラスの人気者が、ふとしたことをきっかけに周囲からの支持が得られなくなった途端、坂道を転がるように精神的に荒れたり不安定になったりすることがあります。
獅子タイプの度合いが強いほど、拒絶されたときの痛みは強まります。
「拒絶」こそが獅子タイプにとってもっとも辛いのです。
閉鎖的な環境と、周囲からの拒絶、このようなときに獅子タイプは、急激に心を病みます。

対策

獅子タイプのうつ症状には、「仕事を休んで家でゆっくり休む」「世の中全体を見渡し、視野を広げる」「自分よりも苦しい中で頑張っている人もいると悟る」などは効果がありません。
映画や読書も効果は薄いでしょう。
一人で絵画や陶芸に励むのも心の癒しにはなりません。
彼(彼女)にとって一番必要なのは、周囲を巻き込めるステージ(舞台)です。
まず孤独感から脱出することです。
一人で完結する仕事ではなく、他の人々とのチームワークが必要なプロジェクトを優先して選んで下さい。
人々が行き交い、調整役やまとめ役が必要な環境などが適しています。
人間関係では、自分に対して受容度の高い人とのつながりを少しずつ持ち始めることです。
ここで大切なのは、「ありのままでいいよ」という受容ではなく、もっと積極的に「あなたのこの能力がすごい」と肯定的な評価をしてくれる人々とつながることです。
自分の得意分野・才能に徹して、自信を回復できる場を見つけて下さい。

周囲のサポート

サポートする人たちは、「あなたってすごいわね」「こういうとき頼りになるね」など、その人がいかに大事で必要とされているか、を伝えてあげることが効果的です。
(獅子タイプの夫は、妻から評価されないと落ち込んだり、浮気しやすい傾向があります)。
最初はただのお世辞かリップサービスかと疑われても、当人は心の深いところで安心や喜びが沸き始めます。
「自分が必要とされている」感覚を持つと獅子タイプは強いのです(ある意味、お調子者なのです)。

雄牛タイプOX

傾向:じっくりと一点集中で進む目的志向型

うつ要因

雄牛タイプは、一つの目的に向かって一心不乱に歩めますが、その結果として期待していた成果や報いが得られなかったときに特に強いダメージを受けます。
必死に受験勉強して入学した第一志望の大学がつまらない、念願のマイホームを建てたのに家族は不仲なままだ、青春を犠牲にして苦しい練習に耐えて優勝したのに有名人にならない、などです。
表面的にはすべてのうつに共通する「人生の目的を失った状態」ですが、一段深く見ると、これまでの歩みが無駄だったという徒労感、それに費やした時間やエネルギーへの空虚感、犠牲にしたもの(家族や友人関係)などへの喪失感などが潜んでいます。
よくある表現で言えば、「夢が破れた」という感覚です。
同時に、雄牛タイプは、「仕える」という気質が強いので、仕えた相手(リーダー的人物、会社やクラブなどの団体、など)が最終的に成功を収めなかったときに、心を痛めます。
けれど時には相手を責めて「私がこんなに尽くしたのに」という不満や失望を抱きます。
最悪なのは仕えた相手との感情的な軋轢が残り、「一生懸命仕えたのに、裏切られた。利用された」という感覚に陥ることです(企業ドラマでありそうな話ですが)。
多くは、これらの感情が混在しながら内側で心を蝕んでいくことで、うつが悪化して行きます。

対策

雄牛タイプでうつになっている場合は、もう同じ痛みや苦しみを体験したくないので、何か一つの目的に向かって全力を尽くすことが怖くなり、誰か(何か)に仕えることが怖くなります。
しかし本来の気質はそれを欲しているので、この矛盾が無意識の葛藤です。
対策は、仕えた分の成果、前進した分の結果が、明確に見える体験を少しずつ積むことです。
何か一つの作品を完成させる経験や、被災地の緊急ボランティアなども有益です。
活動したから良いのではなく「倒壊した家屋をどけて道路を開通させた」など具体的成果(特に、誰かの役に立てること)に手応えを感じられるから良いのです。
単に「いろいろな人と会って話して気分転換」は獅子タイプには有効ですが、雄牛タイプには効きません。
つまり、コツコツと歩んだ(作業した)結果、最後にきちんとゴールイン(成果を確認)できれば良いのです。
これを繰り返していくと、人間不信や過去の痛みから立ち直り、再び本来の気質を生かした仕事や生活に望んでいけます。

周囲のサポート

サポートする人は、上手に適切な量の仕事や課題を与えてあげることができます。
そしてそれを達成したさいに、どのような変化・成果が生じたかをきちんと伝えることで、その人の努力に価値があったことを印象付けてあげると良いでしょう。
たとえば、職場でうつ気味の部下にコピー100枚を頼み、その結果、会議がいかに順調に進んで大切な議決につながったか、などを伝えるだけでも小さな一歩です。
雄牛タイプは「仕える気質」なので、上司にとっては嬉しい存在ですが、その分正しいリーダーシップを発揮して成果を上げないと、雄牛タイプの部下は徒労感に苦しみ、早々とうつになります。
能力の高い雄牛タイプがうつになるパターンの多くは、リーダーの未熟さが遠因です。ゴールを冷静に見つめる雄牛タイプは、リーダーにとって怖い存在でもあります。

人タイプMan

傾向:情緒的な心の動きに敏感な内向型

うつ要因

人タイプは、繊細な心の動きに敏感な分、一度心が内側に向き始めると、なかなか外部に出られなくなりがちです。
「大切なもの(人、物、時間、お金など)を失った」「あのとき私がしっかりしていれば」と、過去の悲しみの感情や、過去の失敗を悔いる気持ちなどが何度もフィードバックしやすく、そんな自分自身の状態にさらに悩むので悪循環にはまりやすい性質です。
徹底的に探求してしまうので、答えがない世界に入るとグルグル回ってしまい、無常観に浸ってしまうこともしばしばあります。
それでも内側では思考回路が出口のない高速回転をしている場合が多く、外からは理解してもらえない辛さもあります。
本人は気付いていなくても、潜在的な「答えが見つからない苦しさ」に悩んでいる状態です。他のタイプ以上にすぐに自虐的な罪悪感に陥りやすいのも特徴です。簡単に言えば、人タイプは「悩むのが得意な人」でもあります。

対策

人タイプの特性を利用した対策は、意外かもしれませんが、他人の問題に目を向けることです。
「自分よりも問題を抱えている人がいる」という現実問題に直面し、そのような人々のために何かお世話できることを考えていくことが、自分の内面に向かいすぎたベクトルを修正し、方向転換させ、良いバランスをもたらします。
多くの場合、人タイプはじつはきつい表現をすると、隠れた自己中心です。
控えめで自己主張が少ないのですが、心の中は「自分の悩み」への関心でいっぱいです。
この隠れた自己中心をやめて、「他人の悩み」に関心を持つことが変化の第一歩です。自分の問題ばかり見つめて悪循環になるのを防ぐには、他人の問題という、今までにないチャンネルに心を切り替えることです。
内面への探究心旺盛な人タイプですが、自分のための答えを探し出すより、他人のための答えを探すほうが、喜びを得やすくなります。
そしてたいていの場合、他人のための答えを探すプロセスで、何かしら自分の探究心を注ぐ対象を見出していきます。

周囲のサポート

周囲の人々ができるサポートは、相談事をすることです。
思い悩みうつになっている当事者に対して、サポーターたちは自分たちの悩み事を打ち明け、当人からのアドバイスや知恵を求めてください。
これは「うつの人の悩みを聞いて、相談相手になってあげる」という一般的なコンセプトからすると逆転発想で、「うつの人に悩みを打ち明けて、相談相手になってもらう」という手法です。
人タイプはもともと情緒的なので、他人の悩み事にも感情移入できるタイプですから、うまくセットされると効果を発揮します。
ただし、共依存に陥らないように注意して下さい。
サポーター自身は健全な精神状態で健全な悩み事を相談してあげてください。
健全な悩み事相談とは、相談相手自身との絆(特別な関係)を求めるのではなく、相談内容の解決を純粋に求めることです。

鷲タイプEagle

傾向:高い視点から全体像を見渡す鳥瞰型

うつ要因

鷲タイプは、他人よりも高い視点で長期的な流れや広角的な全域を見渡す気質ですが、この視野を制限されるような、さまざまなプレッシャーなどを受け続けると、高度が下げられ、真下の地面しか見られなくなります。
そこにある問題だけが目に留まり、ストレスを感じます。
上司から「今期の売り上げだけに集中しろ」とか「この店舗だけマークしてればいい」など言われ、頑張って実行すると本来の鷲タイプの持ち味を失い、苦しみます。
長期的なトレンドを読むはずの為替ディーラーが、今週中の利益確定をせかされたりしたときも同じ種類のストレスです。
目の前の細部だけに無理に集中させられると、不思議なことに、鷲タイプはそこにある悪い部分だけしか見えなくなります。
目の前に大きな困難やマイナス要因ばかり転がっており、望みを感じられなくなります。
地平線が見えず、地面の石だけが気になるような状態です。

対策

視野が狭くなることが基本的な要因なので、逆に視野を広げて本来の鷲気質を満足させることが回復に効果的です。
積極的に外の情報を収集し、世界観を広げていくこと、会社ならば長期的なプロジェクトや、貿易や為替などグローバルな仕事など、大きな視点を活用するものを選んで下さい。
雄牛タイプは小さな成功体験の積み重ねが効きますが、鷲タイプは小さな事ばかり続くと疲れます。
新しいことを見聞きするなどの情報収集・分析して、大きなスケールをイメージできることを選んでください。

周囲のサポート

鷲タイプのうつ症状に対して、周囲のサポーターにできることは、当人の視点を引き上げる良きコーチ役となってあげることです。
当人がつぶやく困難や問題点に対して、それとは別の視点や、別の情報を与えてあげると当人の心に新鮮な風を吹かせることができます。
「新鮮な外の風に触れて気分転換」「しばらく海外留学」が通用するのはこのパターンです。
ある程度、心の高度を上げてあげれば、上昇気流に乗った凧のように、あとは当人が自力で上がることができるようになります。
また、鷲タイプは大きな話をしたがるので、「夢想家」「絵空事」というレッテルを貼られると傷つきやすい気質です。
将来の夢や希望を語ることを励まし、たとえ現実感がなくても肯定的に反応してあげるほうが得策です。

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